求められる要素を知っておこう

オペ室看護師に求められるものは様々ですが、まず必要となってくるのがコミュニケーション能力です。オペ室勤務だから患者とコミュニケーションを取ることが少ないのではないかと思われがちではあるものの、実際には手術前後に患者やその家族に手術に関する説明をしたり患者の話を聞かなければいけません。また執刀する医師や麻酔科医のサポートをするためにコミュニケーションは欠かせませんし、他部署と連携して円滑に手術が行われるように配慮しなければいけないなど、病棟看護師と同じかそれ以上にコミュニケーション能力が求められています。

そんなコミュニケーション能力と同じくチームワークも欠かせない要素であり、執刀する医師や麻酔科医だけではなく病棟看護師や他にもサポートに入るオペ室看護師との連携は欠かせません。オペ室もチーム医療を行っているので、チームとして連携して手術を行っていくという意識を持つ必要があります。また手術によっては10時間以上かかるものがあるほか、休憩する間もなく次々と手術に立ち会わなければいけないということも少なくないようです。このため体力面も求められているほか、手術中にミスをしないように集中力が求められる場面も多いとされています。このようにオペ室看護師は慌ただしい環境の中でチーム医療を実践しなければいけないことから、求められる要素も多くなっています。ただ病棟経験がなければいけないというわけではないので、新卒でもオペ室看護師になることがあります。